アートプロジェクト『BCTION』

コンニチハ。
シェアシェア中本です。
だんだんと涼しくなって秋の気配を感じますよね。
芸術の秋と言う事で『BCTION』と言うアートプロジェクトを紹介します。
取り壊しの決まったビルで行うアートプロジェクトを通じて、
シェアハウスや、日本の住環境について僕なりに考えてみました。

『BCTION』とは?
取り壊しの決まったビルを使って美術家/大山康太郎氏と、
写真家/嶋本丈士氏によって行われるアートプロジェクト。
タイトルの『BCTION』は、この『ACTION』によって、
次の『ACTION』が連鎖して起こる様を表しています。
『ACTION』×『ACTION』=『BCTION』いい造語ですね。

麹町にあるオフィスビルは1965年の竣工との事で築50年!
耐震構造上の問題で、来月の10月には取り壊しが決定しています。
そして取り壊しまでの1ヶ月間に9階建てのタテモノ全てを使った展示です。
国内外70組以上のアーティストがDIY精神で参加しています。

プロジェクトは決して資金的に万全のイベントでは有りませんでした。
むしろ、ぎりぎりまで材料費すらまかなえるすら分からなかったとの事。
しかし、主催のお二人はあまり心配をしていなかったみたいです。

大山さんはインタビューでこう語っています。
「初めてビルを見せたとき、アーティストたちは遊び場を与えられた子どものような顔をして、すごく喜んでいました。日本はアートに対する理解がとぼしいので、自由にできる環境はめずらしいんです。
みんなが『こういうことをしたかった』と言ってくれて、この場を用意できた自分も幸せです」

確かに思う存分に実力を発揮できる場所を用意されたら、
お金抜きにしても参加してみたいと思うアーティスト達の気持ち分かります。

↓主催2人のインタビューもとても面白いです。

うーん、かっこいいなー笑

ちなみに僕の友達も参加しています。
IWAKIRI SHOGO

それにしても、日本って本当に表現に対しての規制が激しいように思います。
僕も海外をバックパッカーとして2年間旅した経験がありますが、
もっと、海外ってごちゃごちゃしてるんですよね笑

確かにそれが面倒だったりすることも有りますが、
表現に関しても、とても寛容だったと思いますし、
生き方についてもっと自由だった気がします。
『お前はそう生きるのか!俺はよくわからんがいいね!』みたいな笑

家選びにしても、海外だと部屋を借りるのって簡単でもっと家主との距離も近いんです。
カナダで一泊10ドルの南京虫まみれの宿(笑)に泊まっている時も、
友達はネットで賃貸の部屋を見つけて、家主とコンタクトをとって移り住んで行きました。

日本では考えられないスピードで引っ越して行く彼を見て、
日本で部屋を借りる際の書類や手続きに、どれだけ意味が有るのか疑問に思いました。

たとえば日本でシェアハウスを開こうと思うと、障壁がたくさん有ります。
もちろん、安全な生活を送る為に必要な決まり事も有りますが、
中には『ここまでいる?』と思うような事にまで決まりがあったりもします。
(あんまり深く書くと怒られそうなので、やめときます笑)

『誰かの使わなくなったモノに、新しい価値が付く』ことって、
すごい刺激的なことで、大事な事では有りませんか?
その感覚が第一にあって、決まり事考えたらもっと変わると思うんだけどなあ。

これから東京オリンピックに向けて、
取り壊されてしまうタテモノや施設が増えていくと思いますが、
このイベントが街の至る所で『BCTION』していって、
日本の表現の幅、考えの幅が広がる引き金になってくれたらいいなと思います。
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詳細:www.bction.com
会場:麹町のビル(チケット予約で詳細が送られてきます)
※下記↓のサイトより事前の予約登録(無料)が必要です
http://peatix.com/event/48732
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なか の紹介

放浪癖のある32歳。 路上でギターを弾いて生計を立てていたが 餓死しそうだったので、就職したらしい。
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