シェアハウスで暮らす際、「Wi-Fiは使える?」「通信速度は大丈夫?」など、インターネット環境が気になる方も多いのではないでしょうか。特にリモートワークやオンラインゲームなどでインターネットを頻繁に使う方にとって、Wi-Fi環境は住まい選びの重要なポイントです。
そこで今回は、シェアハウスのWi-Fi事情や確認しておきたいポイント、自分でWi-Fiを用意する場合の選び方について詳しく解説します。

シェアハウスのWi-Fi環境は、物件によって設備や利用条件が異なります。快適にインターネットを利用するためにも、まずは、入居前に確認しておきたい項目を紹介します。
シェアハウスの多くは、入居した日からインターネットを使える環境を整えています。回線の申し込みや開通工事を自分で手配せずに済むため、引っ越し当日から仕事も動画視聴もそのまま始められるところが魅力でしょう。
募集情報には「Wi-Fi無料」「インターネット完備」といった表記が並びます。ただし「無料」という言葉の中身は物件ごとに違い、家賃や共益費にあらかじめ組み込まれている場合が多いです。
一方で、Wi-Fiの利用料を別建てで請求する物件も少なくありません。月額1,000円前後のネット利用料を共益費とは別に設定していたり、初回の接続設定に事務手数料を求めたりするケースが見られます。契約前に「Wi-Fi代は家賃・共益費に含まれますか」「別途かかる費用はありますか」と具体的に聞いておくと、入居後の食い違いを防げます。
シェアハウスでは複数の入居者が同じWi-Fiを利用するため、時間帯や利用状況によって通信速度に影響が出る場合があります。特にオンライン会議や動画視聴、オンラインゲームなどでインターネットを頻繁に使う方は、通信環境を確認しておくと安心です。
通信速度は、インターネットの契約内容やルーターの性能などによっても異なります。シェアハウスを選ぶ際は、利用できる回線や通信速度について事前に確認しておきましょう。
共用Wi-Fiは、同じ建物に住む入居者が一つのネットワークを共有して利用する仕組みです。そのため、通信速度だけでなく、セキュリティ面も確認しておきたいポイントです。
まず確認したいのが、Wi-Fiの暗号化方式です。現在はWPA2やWPA3が主流で、古いWEPやWPAを使用している場合は、セキュリティ面で注意が必要です。可能であれば、どの規格に対応しているか事前に確認しておきましょう。
また、入居者全員が同じパスワードを使用している場合は、退去後の接続管理についても確認しておくと安心です。入居者の入れ替わりに合わせてパスワードを変更しているか、管理会社などに聞いてみるとよいでしょう。
物件によっては、入居者用と来客用でネットワークを分けているケースもあります。ゲスト用のSSIDが用意されていれば、入居者用のパスワードを伝えずに来客へWi-Fiを提供できます。
自分でできる対策としては、パソコンのファイル共有設定をオフにし、OSやブラウザを最新の状態に保つことなどが挙げられます。ネットバンキングなど重要な情報を扱う際は、接続先がHTTPSになっていることも確認しておくと安心です。VPNを利用する場合は、サービスの運営元や通信データの取り扱いなども確認したうえで選びましょう。

「Wi-Fiにはつながっているのに読み込みが遅い」「オンライン会議で映像が止まる」といった悩みは、シェアハウスでも起こることがあります。通信速度が低下する原因は一つとは限らず、複数の要因が重なっている場合もあります。
ここからは、シェアハウスのWi-Fiが遅くなる代表的な原因を紹介します。原因を把握したうえで、自分の環境に合った対策を考えていきましょう。
シェアハウスの回線は、建物に引き込まれた一本を全員で分け合う構造になっています。道路にたとえると、車線の数は決まっているのに走る車が増えていく状態に近いでしょう。
平日の夜7時から11時ごろ、それに土日の日中は、入居者の在宅が重なって回線が最も混み合う時間帯です。動画配信サービスを高画質で見ている人、オンライン会議で映像を送っている人、大容量のゲームをダウンロードしている人が同時に居合わせると、一人あたりに回れる帯域が細くなっていきます。
利用者の数だけでなく、何をしているかによっても消費量は変わります。文章中心のサイト閲覧やメッセージのやり取りはごくわずかしか使いませんが、4K画質の動画視聴やクラウドへの大量アップロードは桁違いの帯域を占めるためです。
同じ物件でも、深夜や早朝に測ると昼間の数倍の速度が出る場合があります。速度が気になったら時間帯を変えて何度か測り、混雑によるものかどうかを切り分けてみましょう。
対策としては、大きなファイルのダウンロードやバックアップを深夜に回す、動画の画質設定を一段下げるといった工夫が効いてきます。入居者どうしで使い方を少し譲り合うだけでも、体感は変わってくるものです。
建物がどんな回線を契約しているかによって、出せる速度の上限は最初から決まってきます。同じ「Wi-Fi完備」の表記でも、その裏側にある回線は物件ごとにばらばらです。
もっとも安定しやすいのが光回線で、最大1Gbpsや10Gbpsといったプランが選べるうえ、天候や時間帯の影響も受けにくい特徴を持っています。
CATV回線はケーブルテレビの設備を使う方式で、地域によっては光より導入しやすい反面、上り速度が抑えられているプランが見られます。動画を見るだけなら支障は出にくいものの、ファイルを送る場面では物足りなさを感じるかもしれません。
ホームルーターやモバイル回線を共用に使っている物件もあります。工事なしで導入できる手軽さと引き換えに、基地局の混雑や建物内の電波状況で速度が上下しやすい点は押さえておきたいところです。
回線そのものが速くても、そこから先の機器が古いままなら実力は出せません。水道管にたとえると、太い本管を引いても途中の細い管で流れが絞られてしまう状態にあたります。
ルーターは5年ほど使うと、対応する規格が現行から一世代も二世代も遅れてしまうものです。Wi-Fi 5より前の機種は同時接続に弱く、入居者が増えるほど処理が追いつかなくなっていきます。本体が熱を持ちやすくなり、動作が不安定になるケースもあるでしょう。また、壁のLANポートや配管の劣化が原因になることもあります。
Wi-Fiの電波は、ルーターから離れるほど弱くなる傾向があります。共用ルーターがリビングや管理室などに1台だけ設置されている場合、離れた個室では電波が届きにくくなることがあります。
距離だけでなく、壁や床などの障害物も電波に影響します。特にコンクリートや鉄筋の入った壁・床は電波を遮りやすく、部屋の位置によって通信状態に差が出る場合があります。
また、スチールラックや冷蔵庫、洗濯機などの金属製品の近くでは、電波が届きにくくなることがあります。浴室や水槽など、水のある場所も電波に影響する場合があるため、ルーターの設置場所を確認してみましょう。
電子レンジやBluetooth機器などは、2.4GHz帯のWi-Fiと電波が干渉する場合があります。5GHz帯は干渉を受けにくい一方で、壁などの障害物には弱い傾向があるため、部屋の位置や利用状況に応じて使い分けるとよいでしょう。

ここからは、Wi-Fiの速度が気になるときに試したい対処法を紹介します。簡単に試せる方法も多くあるので、ぜひ試してみてください。
速度が落ちたと感じたときは、まずルーターや端末の再起動を試してみましょう。特別な費用や手間をかけずにできるため、最初に試しやすい対処法です。
ルーターを再起動する際は、電源を切ってから少し時間を置き、その後電源を入れ直します。スマートフォンやパソコン側も再起動したり、機内モードを一度オン・オフしたりすることで、接続状態が改善する場合があります。
Wi-Fi設定を一度削除し、パスワードを入力して再接続する方法もあります。改善しない場合は、端末とルーターの両方を再起動してみるとよいでしょう。
なお、シェアハウスの共用ルーターは、自己判断で電源を切らないよう注意が必要です。他の入居者も利用しているため、再起動が必要な場合は、管理会社や運営者に相談してから行うようにしましょう。
Wi-Fiの電波は、間に障害物が少ないほど届きやすくなります。同じルーターでも、設置場所を変えることで通信状態が改善する場合があるため、置き場所は重要なポイントです。
基本的には、部屋の中央に近く、床から少し高い位置に設置するとよいでしょう。棚の上など、周囲に遮るものが少ない場所を選ぶと電波が届きやすくなります。
一方、テレビの裏や電子レンジの近く、水槽のそば、スチールラックの内側などは、電波に影響する可能性があります。収納棚の中などにルーターをしまい込むのも避けたほうがよいでしょう。窓際よりも、できるだけ建物の内側に近い場所を選ぶ方法もあります。
ルーターの位置を調整しても電波が届きにくい場合は、通信範囲を広げる機器の導入も選択肢になります。代表的なのが「中継器」と「メッシュWi-Fi」です。
中継器は、ルーターから受け取った電波を別の場所へ中継する機器です。比較的手軽に導入できる一方、中継方法によっては通信速度が低下する場合があります。設置する際は、ルーターと電波を届けたい場所の中間など、十分に電波を受信できる位置を選ぶことがポイントです。
メッシュWi-Fiは、複数の機器を連携させて広い範囲をカバーする仕組みです。端末の移動に合わせて接続先を切り替えられるため、複数の部屋や階をまたいで利用したい場合に適しています。中継器より費用がかかることもありますが、建物の広さや間取りによっては検討しやすい方法です。
なお、もともとの回線速度が遅い場合は、中継器などを追加しても通信速度そのものが改善するとは限りません。まずは現在の通信速度を確認し、原因に合わせて対策を検討することが大切です。
共用設備が原因で通信速度が低下している場合、入居者側の工夫だけでは改善が難しいことがあります。その場合は、管理会社やオーナーに状況を伝え、設備や回線の改善を相談してみましょう。
相談する際は、「遅い」という感覚だけでなく、具体的な数値を伝えると状況を共有しやすくなります。速度測定サイトなどを使い、下り・上りの速度やPing値を時間帯ごとに記録しておくとよいでしょう。個室と共用部の両方で測定すれば、電波の問題なのか、回線そのものの問題なのかを判断する材料にもなります。
また、「在宅勤務でオンライン会議が途切れる」など、具体的な困りごとを添えて伝えると、状況を理解してもらいやすくなります。他の入居者も同じ問題を感じている場合は、複数人で相談するのも一つの方法です。
共用Wi-Fiでは物足りない場合、自分専用の回線を契約する方法もあります。ほかの入居者の利用状況に影響されにくく、自分の用途に合わせて通信環境を整えやすい点がメリットです。
ただし、光回線などの開通工事には壁への穴あけや共用部への配線が必要になる場合があります。シェアハウスでは、工事を行う前に必ず管理会社やオーナーへ確認し、許可を得るようにしましょう。退去時の原状回復についても、あらかじめ確認しておくと安心です。また、建物の構造や契約上の理由から、光回線の工事ができない場合もあります。
自分専用の回線を契約すると、共用Wi-Fiとは別に月額料金が発生します。入居期間が短い場合は、契約期間や解約時の費用なども含めて検討しましょう。

ここでは、シェアハウスにおけるWi-Fiに関するよくある質問をいくつか取り上げ、解説していきます。
シェアハウスにおいて、快適なインターネット環境を維持するためには、Wi-Fiルーターの交換頻度が重要なポイントとなります。一般的には、Wi-Fiルーターの寿命は約3年から5年とされていますが、使用状況や環境によってその頻度は変わります。
例えば、同時に多くのデバイスが接続される場合や、ストリーミングサービスを頻繁に利用する場合は、ルーターにかかる負荷が増し、早めの交換が必要になることがあります。
また、技術の進化も考慮するべき要素です。新しい規格や機能を持つルーターが次々と登場しているため、古いルーターを使い続けることで、通信速度や接続の安定性が劣ることがあります。
シェアハウスにおけるWi-Fi環境を快適に保つためには、Wi-Fiルーターの設置場所が非常に重要です。まず、ルーターはできるだけ中央に配置することが理想です。これにより、部屋の隅々まで電波が届きやすくなり、各居住者が快適にインターネットを利用できるようになります。
次に、ルーターを設置する際には、障害物を避けることも考慮しましょう。特に、厚い壁や金属製の家具は電波を遮るため、ルーターの近くにはできるだけこれらの障害物がない場所を選ぶことが大切です。
さらに、ルーターの設置場所には、電源コンセントの位置も考慮する必要があります。電源が近くにないと、延長コードを使用することになり、これがまた電波の干渉を引き起こす可能性があります。
Wi-Fiルーターの設置場所は、通信速度や接続の安定性に大きな影響を与えます。特に、設置を避けた方がいい場所を理解しておくことは、快適なインターネット環境を維持するために重要です。
まず、金属製の家具や家電製品の近くは避けるべきです。これらの物体は電波を遮断し、信号の強度を低下させる原因となります。
また、壁や床の厚い場所も注意が必要です。特にコンクリートやレンガの壁は、電波を通しにくいため、ルーターを設置する際はできるだけ開放的な場所を選ぶことが望ましいです。
シェアハウスでも、個人でインターネット回線を契約できる場合があります。ただし、光回線の開通工事や壁への穴あけ、共用部分への配線が生じるときは、管理会社やオーナーの許可を得てから進めることになるでしょう。
無断で工事をすると、契約違反として扱われたり、退去時の原状回復費用を求められたりする可能性があります。契約前に、個人回線を使ってよいかどうかと工事の条件を確かめておきましょう。
工事が難しい物件では、コンセントに挿して使えるホームルーターや、持ち運びできるポケットWi-Fiも選択肢になります。どちらも工事が入らないため、管理会社への確認だけで導入できる場合がほとんどです。
シェアハウスのWi-Fiでも、通信環境が整っていればオンラインゲームやリモートワークに使えます。ただし、複数の入居者が同時に接続する夜間や休日は、通信速度が落ち込む場合があるでしょう。
リモートワークでは、下り速度だけでなく、オンライン会議やファイル送信に関わる上り速度と通信の安定性も見ておきたいところです。オンラインゲームの場合は、速度に加えて応答の速さを示すPing値も確かめておきましょう。
安定した通信を求めるなら、個室に有線LANポートがある物件や、光回線・IPv6対応の物件を選ぶのがおすすめです。入居前に、個室での通信状況と混雑時間帯の速度を管理会社へ聞いておくと安心につながります。

シェアハウスを選ぶ際は、家賃や立地だけでなく、Wi-Fiの通信速度や利用条件なども確認しておくと安心です。特にリモートワークやオンラインゲームなどでインターネットを頻繁に利用する方は、共用Wi-Fiの有無だけでなく、実際の通信環境まで確認しておきたいところです。
シェアシェアは、シェアハウスに特化した物件情報検索サイトです。エリアや沿線、家賃、個室などの条件から物件を探せるほか、家具・家電付きやペット可など、さまざまなこだわり条件にも対応しています。
Wi-Fiを重視してシェアハウスを探す場合も、まずは気になる物件をいくつか比較し、Wi-Fiの有無や利用料金、通信環境などを問い合わせ時に確認してみるとよいでしょう。自分の生活スタイルに合った物件を探しながら、快適にインターネットを利用できる環境かどうかもチェックしてみてください。
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